MRI検査
MRI検査
MRIとは磁気共鳴断層撮影と言い、強力な磁気と電磁波を駆使して画像化する検査であり、X線を全く使用しないため放射線による影響を全く受けずに繰り返し検査を行うことが可能です。CTなどX線を使用する検査では見ることのできない脳・脊髄・椎間板や半月板などの軟骨・筋肉・腱・血管などをあらゆる角度から見た断面を撮影し、病変を映し出します。当院の新棟建設に伴って、2024.4.1にGE社製のMRIである、SIGNA Voyager 1.5T(シグナボイジャー1.5テスラ)を新規導入しました。
新MRIには最近よく耳にするAI技術を取り入れた最新鋭の撮影技術が搭載されました。ご存じのとおりMRIは撮影時間がとても長いですが、新MRIは撮影時間を旧MRIよりも大幅に短縮して検査することも可能です。しかしながら、より細かくきれいな画像を撮影させていただくために旧MRIと同じ程度の検査時間をいただいております。
検査中はベッドに横になっていただくのみで体の向きを変える必要も、検査による苦痛もありませんが、検査時間が長いため20分程度の仰向けが困難な方は担当医もしくは担当放射技師にご相談ください。

検査の所要時間
通常の検査時間は15~20分+検査前後のお着替え時間でご案内させていただいております。また、造影剤を使用する検査や追加撮影、特殊な撮影などの場合は多少お時間をいただいております。詳細は担当医もしくは放射線技師にお尋ねください。
注意事項
- ペースメーカーを挿入されている方は、MRI対応の条件付きペースメーカーを挿入されている方および各撮影条件を満たした場合のみ検査できます。詳細は担当医にお尋ねください。
- 脳外科や整形外科などで金属を使用した手術を経験されている方は担当医にご相談下さい。
- 刺青をされている方はやけどを起こす可能性があるため担当医にご相談下さい。
- 妊娠されている、もしくは妊娠の可能性のある方は、MRIはCTと異なり放射線による被ばくはないため安全な検査ですがMRIの胎児への安全性は完全には確立しておりませんので主治医にご相談下さい。
- 閉所恐怖症の方は検査ができない場合がありますが、検査中は外部に異常をお知らせするスイッチをお持ちいただきますので、検査中に異常を感じた場合はお知らせ下さい。
- 救急患者対応により検査が前後する場合があります。予めご了承下さい。
- 必要に応じて使用する造影剤はCT検査に用いるものより副作用の報告は少ないですが、ごくごくまれに副作用が現れる場合もあります。副作用が現れた場合には迅速に対処いたします。
担当技師から
MRIは長時間の検査となりますが、以前のMRI装置よりもトンネル径が広くなり検査の負担も押さえられました。 わからないことがあればスタッフが対応いたしますのでご相談下さい。
