骨密度検査
骨密度検査
骨密度検査とは、骨の中にあるカルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分がどのくらいの量あるのかを計測するものです。骨密度は、誰しもが20代をピークに年齢とともに減少します。
骨密度が減少した結果として骨折しやすくなった状態を、骨粗鬆症といいます。
令和6年12月に導入された装置では、全身各部位の骨密度、体組成計測(脂肪量・筋肉量・骨量)が可能になりました。
近年話題のサルコペニア(加齢による骨格筋肉量の低下、筋力の低下)など、診断のサポートに役立っています。

骨密度検査の概要
当院では、最も信頼の高い測定法DEXA法を用いており、最も重要な骨折が発生する腰椎部と大腿骨部で測定します。
測定結果は骨密度の値、その他に20~29歳の骨密度を100%としたときのあなたの割合、あなたと同年代の標準的な骨密度を100%としたときのあなたの割合はどのくらいかという形で表します。
知らぬ間に骨粗鬆症になっていても、生活に困ることはありません。しかし、骨折するとたちまち日常生活が一変してしまいます。そうならないためにも、骨密度の把握と予防が大切です。
測定結果は骨密度値の他、若い人の骨密度を100%とした時あなたの数値がどの位の割合なのかと、あなたと同年齢の標準的な骨密度を100%としてどの位の割合かという形で表します。

検査の所要時間
検査時間は約3分程度です。全身の体組成を測定する場合は10分程度です。
いずれも寝ていただくだけで痛みもありません。
注意事項
- 動いてしまうと正確な測定ができませんので、検査中はできるだけ動かないようにお願いします。
- 測定部位に金属、ボタン、エレキバンなどがあると正確な測定ができませんので外していただく場合があります。
- 手術などで測定部位に金属等が入っている場合も正確な測定ができませんので、担当医または担当技師に相談ください。
- 胃や腸のバリウム検査や、CTなどで造影剤を使用した後も正確な測定ができません。担当医または担当技師に相談ください。