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ご挨拶

済生会西条病院・福祉センター 名誉顧問 植田 規史

 

済生会の月刊誌「済生」の巻頭言に明記されているように、済生会は明治44年明治天皇が時の総理大臣桂太郎を召されて、「恵まれない人々のために施薬救療による済生の道を広めるように」との済生勅語に添えてお手元金150万円を下賜されて、創立されたものです。以来、今日まで102年、社会経済の変化に伴い、存廃の窮地を乗り越えるなどの幾多の変遷を経ながらも創立の精神を受け継いで保健・医療・福祉の充実発展に必要な諸事業に取り組んできています。済生会西条病院でも、地域の保健・医療・福祉の充実のため実践に日夜邁進しています。
   政権交代により、経済の低迷、政治の混乱は一段落したかのように見えますが、深刻な高齢化社会の到来など多くの困難な問題を抱えるなか、医療界では依然として医師不足、看護師不足は解消されないまま医療危機が叫ばれています。今後わが国は、高齢化率がピーク時には40%に達するという世界でも類を見ない超高齢化社会の進展に伴い、地域に密着した医療・福祉のニーズは益々増加していくものと考えられます。そのため、済生会西条病院では、医師、看護師、薬剤師、検査技師、臨床工学士、栄養士、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、社会福祉士などの多職種協働によるチームにより、地域の特性に合わせた包括的なケアシステムを構築のもとに、保健・医療・福祉に取り組んでいこうとしています。また、厚生労働省は病床数を削減する方針を打ち出し、退院した患者さんの受け皿の主役を在宅ならびに有料老人ホームや高齢者住宅に移行させると発表しています。済生会西条病院では、今回新たにユニット型の特別養護老人ホームを開設して、さらに地域のニーズに応えるべく医療・福祉を充実させていこうと考えています。
   医療面に限れば、わが国の医療は患者にとって平等であり、質も高く、日本はすでに世界一の高齢化率であるにもかかわらず、先進各国の中でも医療を低いコストで提供しており、世界的な評価は高いものがあります。そのような状況のなかで、さらに地域の基幹病院として信頼される病院として評価されるためには、患者さんのみならず、職員も満足できる病院・職場であることもまた重要です。医療の可視化が進んでいる現状では、近隣の医療機関よりも優れた先進的な医療・福祉を提供する、あるいは特色ある診療などをおこなうように推進していかねばならないと同時に、良質の医療を提供するため病院内・外の医療全般に緊密な連携・連帯が必要と思っています。

 

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